2025年4月21日月曜日

myFocuser Pro2 + Astroberry Server

 天体望遠鏡の自動ピント合わせ、Focuserを自作することにし、Arduino Nanoを購入し、更にステッピングモーターをコントローラとセットになっているものを購入した。28BYJ-48 ULN2003の3個セットのものにした。

ブレッドボードで配線を確認し、そこからユニバーサル基板へ実装していった。ご無沙汰だったがこんなにユニバ基盤って扱いづらかったっけ。半田が全然乗らない。酸化しまくっている安物のはんだごてに見切りをつけてGootの温度がデジタル表示されるやつをぽちっとした。

アクリルケースの中に納めて、動かしてみたら、逆回転しない。モーターのコントローラにピンヘッダがついているのを外したのだが、どうもやらかしてしまったようだ。仕方がないのでヂュポンコネクタ?で接続することにして、どうにか動くようになった。

ところが、当初から懸念していたのだが、フォーカス合わせのツマミは左右についていて、どちらにつけるかでモーターの回転方向が異なってくる。それをどうするのか気になっていたのだが、moonlite indi設定画面で、Focus In / Outでもしかすると逆回転になるのかと思っていたら、だめだった。アクリル板で工作した治具が面倒だったので今更逆側に付けられないし。

ソースコードをいじるかどうしようか悩んでいたが、モーターコントローラとArduinoをつないでいる4つの配線の順番、1234を4321すれば良いのではと思いつきヤッてみたらドンピシャだった。

2025年2月21日金曜日

Doping in Tennis

 SinnerがWADAと3ヶ月の活動停止で合意したとの話で、キリオスのようにいままで重くしていたのにどういうことだという一派と、メドベージェフのように重すぎたのが見直されてよかったという一派と別れているみたいだ。

ドーピングしてどうこうなる競技ではないし、特に今回のシナーはごくごく微量だったとWADAも認めているし、彼が汚染された原因はトレーナーが自身に使ったスプレーの中に含まれていて、シナーに対し施術した際に入ったとされている。こんな経緯なら別に活動停止などしなくてもいいだろ、一個人としては、思う。

一方で血液ドーピングで違反した選手もいた。自身の血液を取っておいていざというときに体内の血液を増やしてパフォーマンスをあげようというものだ。上がるのかもしれないが、いままでドーピング違反の人たちはほとんどが下位ランキングであったことから、ほとんどテニスにおいては意味がない。選手たちはWADAの一方的な基準で検査を強いられてプライベートもない状態なのはどうなのか。ジョコビッチが言うように考え直すべき時が来ている。

シナーに対しキリオスが嫉妬を感じるのはわかる。彼はスタミナが無いのでどうしても長丁場を勝ち続けることが難しいし、生来のセンスで強打するから怪我もしやすい。一方シナーは常に高出力で動き続けられる。多分、彼がジュニア時代に頑張っていたアルペンスキーの影響があると思う。高い標高で常に高いパフォーマンスを行ってきたために循環器系がものすごく強いのだと思う。



2025年2月18日火曜日

Foriot - Arduino Nano 互換

天体望遠鏡で、あらかた自動化されているのに、唯一ピント合わせは外に行って望遠鏡脇に陣取ってマニュアル操作で行わなければならない。Bathtinovマスクを自作してピント合わせを老眼でもできやすいようにはしているけど、難儀だ。そこで自動Focusingについて調べた。市販されているものは高い。まあ、ZWO ELFなどはリーズナブルと言ってもいいのかもしれないが、高い。DIYでやらかしているやつはいるはず、と調べたら、Moonlite Protocolを使って、ArduinoとStepping Motourを使って作っている奴らがたくさんいた。

Arduinoは、UNOとかPro miniとかで昔遊んだので持ってはいるが、今回の用途ではUNOはでかすぎるし、Pro miniはUSBなどがついていないので使いづらい。そこでAmazonで売ってる安い互換nanoをポチった。3個入りで2000円ほどのFORIOTというところの製品を購入した。調べるとすぐに分かるが、正規版はUSB-Bmicroだし、SerialもFTDIだが、この製品はUSB-CでSerialはCH340チップが使われている。それらに注意すれば動作はするのだが、ブートローダが古いものを使っているのに注意する必要がある。ちょっと悩んだ。

これでAuto Focuserを作れば、Raspberry Pi 4に4つのUSBデバイス(Skywatcher AZ-GTi, Main CMOS Camera, Guide Camera, AutoFocuser)をつけて、ぬくぬく、もしくは涼しい部屋から電子観望できるようになる。

こうなると最後には天文台が欲しくなるよなぁ。

2025年1月20日月曜日

レコードプレーヤーの調整

 レコードプレーヤーについてあまり追求したことがなく、基本的な知識は知っていても、いろいろチェックしたりすることはなかった。非常に単純な装置だし、DIY的にやれることはないのかな、と思っていた。

先日あるレコードをかけてみたら明らかに遅い。それでもしかしたらと思い、弟が置いていったピンク・レディーのベスト盤を流しながら、同時にiTunesにある同じ曲を流してみた。そうしたらあからさまに速度が違うことがわかった。先日ゴムは変更したのでモーターがだめになったのかなと思ったが、ちょっと足掻いて検索してみた。するとこんないい加減なプレーヤーでもモーター速度調整ができることがわかった。ただ2.4mmくらいの細い精密ドライバーでないと入らないような穴にあるので難儀した。よくある先端だけ交換するタイプだと太すぎてはいらない。ともあれ、ドライバーでぐりぐりして最終的に、33.2rpmくらいまでいったところで終わりにした。このとき、RPM Speed and Wowという無料Androidアプリが実に助けてくれた。ターンテーブルに置くだけでrpmを測ってくれる。すごいね。

でもこのあと、変なノイズに悩まされ、色々やった結果、モーターの調節ネジをグリグリ押したために、モーターのヘッドが少し浮いてしまい、ターンテーブルの裏に当たって音が出ていたことがわかった。モーターのネジ止めにはゴムワッシャーが噛ませてあって、それでちょっと動くらしい。もっとクリアランスを大きめにしてくれればよかったのに。

今は快適。

2024年12月27日金曜日

Kate Bush

 先日アンプを応急処置して聴けるようにしたので、取っておいた昔のLPを引っ張り出して聞き出している。廉価のレコードプレーヤからハムノイズが鬱陶しかったが、プレーヤについているPhonoイコライザを使ってみたら無くなったので嬉しい。

雑多なLPのなか、高校のときに初めて買ったLPを見つけ、Kate Bushを思い出した。この人は19歳でThe Kick Insideを出していきなりUKヒットチューンに踊りだした人だった。なぜ買ったのかというと、当時セイコーのコマーシャルにジミー・コナーズが出ていてそのCMで流れていた音楽がThem Heavy Peopleで、これを歌っていたのがKate Bushだった。とても印象的な声でおもわずこの曲が入っていたThe Kick Insideを買ってしまった。この後、Lion Heart, Dreaming, Never for Everも買っていて、Babooshka、Dreamingがお気に入りだった。しょっちゅう聞くというよりは、時々聞きたくなる感じ。重合する音の氾濫する独特の世界を、怖いものみたさっていう感覚で望んでしまう。

いや、稀有な人だよ。

2024年12月15日日曜日

English Idioms

 この間、天体写真関係のサイト、有名なサイトだと思うが、Cloudy Nightsという掲示板を徘徊していたところ、読んで全然入ってこない文言があった。で、調べてみるといわゆる慣用句、多分辞書にあったから古くから使われている、がいくつか入ってた。

I know that I'm a broken record but mythology dies hard. There's a lot of rules of thumb, and this topic comes up regularly.

調べてわかってみると、なるほど、と腑に落ちたが、壊れたレコードとか親指のルールだとか知らなきゃわからん。訳すと、「繰り返し言われていることはわかっているが、俗説はなかなか無くならない。たくさんの経験則はあるが、この話題は定期的に上がってくる。」

非英語圏の人もよく読むようなところではあまり使われないイディオムだとは思うが、イカシテルなと思った。こんな表現を多く知りたいなと思った。今更だが。

2024年12月8日日曜日

Wilson Pro Staff

 昔、テニスを始めた(中学時は軟式)ころ、WilsonのJack Kramer Pro Staffが欲しかった。でも高すぎて買えず、それでイリ・ナスターゼやロッド・レーバーが使っていたDUNLOPのMaxply Fortを7500円で購入。愛用していた。で、時は流れて就職したその冬のボーナスで憧れのPro Staffを購入した。たぶん1990年の冬に渋谷のウィンザーラケットショップだったと思う。プロスタッフなら良かったのだが、当時サンプラスやエドベリが使っていたモデルだった。そしてかなりあとになって、それがとても評価が高く、現在でもそれが続き定価位の値段で中古売買されていることがわかった。

私の初ボーナスラケットはエンドに"Made in Vincent"と書かれたテープが張ってあり、脇には"Braide Graphite/Kevlar Composite 80%Graphite・20%Kevlar"と印字されている。つまりSt Vincent製の後期モデルだったのだ。これで打つサーブは速く気に入ってはいたが重さが響き、10年くらい前から使われていない。売る気はないが、ちょっと自慢。

人生で使った全部のラケットは取っておいたはずなのに、Maxply Fortだけどっかへ行ってしまった。悲しい。ロッド・レーバーはフレームのところが白く塗っていなくて木目の特別仕様だったので、自分で塗装を剥がし、木目を出したあとラッカー塗装をしたので、売れはしないだろうが。