2021年2月8日月曜日

Exchange Drobe 5D noisy Fan

 Drobo 5D, もう6年以上使っているこのDrobo RAIDとも言える非常にルーズなRAIDシステムが気に入り、使い続けている。昨今のSMR問題で以前のようにそこらへんに転がっているHDDを入れれば使えるものではなくなり、困った状態になって入るが、まだ使える事がわかっている3TBがいくつか在るのでまだしばらくは使える。

さて、こんな愛着のあるDrobo5Dではあるが、最近ファンがうるさくて仕方がない。冬なのでそれほどでもないはずなのだが、Apple Watchが時々この騒音の中では健康に支障をきたすというほどうるさくなる。それほどか、と思う自分はやばい状態なのかもしれない。そこで、ファンの交換を決行することにした。

バラすのは適当ないくつかのサイトが在るので、それを参照いただきたい。問題は、交換するファンである。Drobo5Dのファンは一般的な120mm/25mmのファンで、1200 rpmである。しかも2pinである。1200 rpmは結構な風量でまあ、ノイズもでるわな。

そこで、近所のパーツ屋に出かけ、OwltechのSan Ace 9S1212L4041を購入した。これは3pinだが、もう2pinは絶滅機種で世の中にはほぼ3pin, 4pinの世界になっているからだ。この時、12Vをかければマックスの回転数になるのだとばかり思っていた。

いそいそとDrobo5Dをバラし、ファンを外して、ファンの電源コネクタを付け替え、San Aceに入れ替えた。そしてDrobo5Dの電源を入れた。当然ファンは最初は動かない。しかしその後、哀れDrobo5Dはパワーインジケーターがオーバーヒートを示し、落ちてしまった。なぜ?

再度ばらしてSan Aceを取り出し、ちゃんとチェックしてみた。

電圧を5Vにすると回転し始めた。私の定電圧機は5Vからなのでこれ以下はわからない。で、だんだん上げて行くと回転数も上がっていく。12Vにしてみると全然風量が出ない。そよ風程度な感じ。で20Vまで上げてみるとここで1200rpmのものと同じ風量の印象。つまり、12Vの宮殿ではこのファンでは全然足らないのだ、ということがわかった。3pinのコントロール下で電圧を変えることで風量を変えるのだが、このSan Aceは12Vで所定の1500 rpmにはならずに多分20数ボルトでそうなるようになっているのだろう。私の必要とするスペックではなかった。結構高かったのに、無駄になってしまった。

しょうがないので、ちゃんとしたやつを探し、ドイツの先人が大丈夫だったという、Noctua NF-S12BをAmazon.COM(USA)から購入した。届くまではサーキュレータが代わりを務めた。風が冷たくて手が痛んだ。

交換したところ快適に動作し、音も静かになった。

Owltechのサポートに聞いても必要なスペックは教えてくれなかったので、こんな失敗になってしまったが、こういうのはちゃんと教えてほしいものだよね。で、ここに注意を喚起することにした。Owltechのみならず、他のファンも同様の心配は在るのでエンドユーザ同士助け合いたいものです。

ちなみに、ファンはプラスティックリベットでおしゃれに固定されているので外すのも大変。またファンの肉厚も機種によって違うので、リベットを買うときはちゃんと測る必要がある。あたりまえか。私はいい加減に買ったので使えなくて、M4 30mmのネジで代用した。

これでまだあと数年は大丈夫、だよね。