TensorFlow Liteの習作として、掲題のアプリをリリースした。
これはちまたで有名な深層学習で、「画風」を学習させ、それを他の画像に「画風」を写像させるという、"Neural Style Transfer"技術を応用したものだ。
最初にGatysさんが提唱して後、様々な改良されたアルゴリズム(ネットワーク)が提案されて来ている。最初のアルゴリズムでは、元の「画風」は固定されていたが、今回このアプリで使われているアルゴリズムは、ネットワークの入力として「画風」データと元画像の二つから、リアルタイムに「画風」が加味された画像が出力されるというものだ。
ベースのアルゴリズムはAdaINと呼ばれるものを使った。
これをTensorflow Liteと呼ばれるAndroidなどのMobile Device用の推論専用のライブラリを用いてAndroidに実装した。学習に使うTensorflowと、推論に使うTensorflow Liteではサポートされる演算子が異なっているため、学習する時に注意をしないとLiteで使えないネットワークになってしまう。この二つのライブラリの差異は演算量の大きさからサポートしないと決定されたものと、まだ出来ていないだけのものから起きている。後者は待ってたりお願いしたりすると早まるが、前者は避けなければならない。日夜開発は進んでいるので、nightlyのパッケージを使うと最新のものが利用できる。
さて、今回のアプリはメモリをかなり使う方なので、新しいデバイスでしかサポートしないことにしているが、実際にはかなり古いAndroidでも、解像度が低くても良ければ動作する。
2019年7月8日月曜日
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