テニスをする者は、あらかた「エースをねらえ」は知っているのではないだろうか。その主人公、岡ひろみのモデルは誰かという話があった。
エースをねらえの連載が始まったのは1973年初めから。その頃の女子テニス界は「エース」に書かれている様に、キング、コートが君臨していた中に、エバート、グーラゴンが台頭してきた時代で、キング、グーラゴンのように男顔負けのパワーテニスも芽吹き始めた頃だった。また、日本女子選手では初めて国際的に活躍し始めた沢松和子が1973年の全豪でベスト4になっている。
誰が岡のモデルかと考えれば、間違いなく沢松の名前が挙がると思う。時期的に言ってもぴったりだ。でも宗方が岡に求めたパワーテニスからは沢松のプレースタイルはかけ離れている。当時、サーブアンドボレーがキングによって女子テニス界にも浸透してくる中、沢松はあくまでもベースラインで粘るスタイルで、ジョシテニスだった。
たぶん、沢松の活躍にインスパイアされたけど、キングのパワーテニスがモデルだったんだと思う。その証拠に岡のテニスのフォームはキングと同じ。というよりも、雑誌の写真から丸写しだった。ちなみに、藤堂さんのサーブのフォームはヒゲのジョン・ニューカムです。
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