2019年7月26日金曜日

温泉卵

温泉卵は好きだ。
白身が半熟で、黄身がとろっと半固形な感じが好きだ。
ところが、ネットで探すと温泉卵を全く分かっていない連中がいて、どうどうと記事の体で赤恥を晒しているのが見受けられる。
温泉卵は、白身と黄身の固化する温度が異なるところからきた面白い料理法で有り、単なる半熟ゆで卵とは異なるものだ。
温泉卵とは、どこかの温泉の源泉にほおりこんでおいたらできたという物なんだと思うが、箱根のように熱すぎると単なる固ゆで卵になってしまう。高温の雰囲気で半熟ゆで卵を作れば外側の白身がまず固まり、黄身はあとになり、時間を掛けすぎれば全部硬くなってしまう。
お湯にずっとつけておくと、卵全域がお湯と同じ温度になる。その温度が丁度良い70度くらいの時、黄身だけ固まるわけだ。
高温に晒されて、外側からじわじわと温度が高くなり、固まっていくゆで卵過渡製法と、丁度良い温度で全体の温度を一様にしてつくる温泉卵定常製法では、物理的にも全く異なる現象のものだ。
ゆで卵も好きだ。でも区別はしている。

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