2023年4月20日木曜日

KStars + macOS + AZ-Gti Wired

SkyWatchers社製の経緯台AZ-GTiは、自動導入できるスグレモノ。デフォルトではスマホアプリでWiFi経由で制御する。しかし、ゆくゆくは望遠鏡のそばではなく温かい部屋でコーヒーなど飲みながらコントロールしたい。そのためにはPCにUSBで接続できるようにしたい。WiFiをPCとAZ-GTiの接続に使ってしまうと、他のPCとWired PCとの通信がWiFiでできなくなってしまうからだ。

そのためにSkyWatchers社製のUSB Serialドングルを購入した。それが届いたので早速PCつまりMacでWiredで制御しようとした。OSはMonterey。ところが全然認識しない。/Library/Extentions/を除くとProlificのドライバがあるが1.16だかの古いもの。そこでProlific社からドライバをダウンロードしようとしたところ、BigSurまでの記述しかない。若干の不安を押し殺しながら最新のドライバーをインストールしてみた。Mojaveだかの辺りからシステム領域へのインストールの試みに対し、いろいろエラーが出るのはおなじみ。コンパネでセキュリティタブで認可してインストール完了。ところが全然認識されない。Extensionsにも新しいドライバが入っていない。

これはそういうことだと観念して、Catalinaあたりに戻すことにした。先日のTime Machineからの復旧で大変だったが、今は各バージョンのmacOSにアクセスできるようになっている。今回はたまたまCatalinaのインストーラがあったのでそれを使う。

Montereyのディスクフォーマットはちょっと変わっているらしく、Catalinaなどの古いmacOSではディスクユーティリティでもメインディスクが表示されない。現状MontereyがインストールされているmacからCatalinaまでダウングレードさせる手順は以下の通りだった。

  1. 最新のmacOSをインストールするのリカバリモードに入る。(Opt+Apple+Shift+R)
  2. ディスクユーティリティで消去する。
  3. 適当な外付けディスクにmacOSとCatalinaインストーラを入れてそこから起動させる。
  4. Catalinaのインストーラでインストールする。
  5. TimeMachineからユーザデータを復旧する。
以上。この状態でCatalina用のProlific USB to Serial Driverをインストール。めでたく最新のドライバがExtensionsフォルダにインストールされる。

ちなみにKStarsのIndi GUIではPlserだかの名前でポート名が表示されるようだ。