この3年ほど、第一咬合性外傷に悩まされている。医者選びに失敗したのかもしれないが、最初の詰め物が出っ張りすぎて、いきなり歯茎が腫れて、医者が「あ、骨が溶けた」で始まった。最初クラウンを削ってだめ、もっと削ってだめ、クラウンを取り外してやっと腫れが収まって、よかったよかったとなっていた。ところがいきなり突発性難聴と診断されるものすごい回転性めまいが起きてしまった。どうにか食事ができるようになるのに14時間位かかったが、それで収まってきたが、あまりの恐ろしさに私が耳鼻科に行ってしまった。難聴はあったが、もともとあったので今回から始まったかどうかは分からず、言われるがまま、定番の、別な言葉で言えば思考停止の処置、ステロイド治療が始まった。今から思えばやめとけばよかった。結局難聴は変わらなかったし。
まずステロイド治療が始まってすぐ現れたのは、筋肉がガンガン減っていったこと。最初の1週間で2キロ減った。そして2週間が立つ頃には頭に吹き出物が出始めたこと。ステロイドは炎症を強力に抑えるが、副作用として免疫機能が落ちてしまうことがあるとのこと。これは処方した医者も言っていたので間違いないだろう。そしてこの免疫が落ちることと咬合性外傷の組み合わせは私にとって不幸でしかなかった。
ある日、急に件の歯が傷みだした。半端ない痛みだ。去年起きた尿管結石よりも痛い。歯医者に行くと抗生物質を処方された。効かなかったら抜くしかないと紐医者は言う。幸い6日目に痛みがあらかた取れたので良かったが、それまではロキソニンSをずっと飲み続け、ふらつくようになってしまった。胃は大丈夫だった。
たぶん、歯の腫れはクラウンを取って歯が当たらなくなったのでよくはなってはきたが、細菌とのせめぎあいがあったのだろう。そこにステロイドが入ってきて炎症を抑えるが、免疫が落ちることになり、細菌が優勢になり、しかも炎症が起きないので行くとこまで行かないと症状が出ない状態になったのだろう。ステロイド治療が終わって1ヶ月後にスイッチが入ったようだ。
やっと地獄の痛みと腫れから開放されたが、ふらふらするのは変わらずで社会復帰はなかなかかないそうもない。
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