英国のジョンソン首相が言っていた集団免疫、だれかが言っていた人口の5,6割が免疫を持つことによって感染の流行が終了すると。
東京を例に上げると、今東京の人口が920万として、その6割とすると552万人。一年で収束させるとしたら、一日あたり1.5万人が感染しなければならない。この内2割が何らかの症状がでるとしたら、一日3千人のコロナ患者が発生しなければならない。この内、例えば2%が重症化し入院が必要となると、1日あたり60人の入院患者、ということになる。退院するまで10日かかるとなると、600床が必要となる。今東京都は700床確保と言っているから、ざっくりこういった筋書きで行こうとしているのだろうか。オーバーシュートが起きるとこのシナリオから外れることになる。すると救えただろう命が医療崩壊によって助けられなくなるわけだ。
今現在500床くらい埋まっているらしいけれど、厚労省の退院ルールが足かせになって元気になっても退院できないらしい。サッカー協会の会長がおっしゃっていた。
この話を聞いても、最初のクルーズ船にしても、厚労省ってやっぱり人材がいないというのがわかる。多分計算ができないんだろう。
厚労省の最初の目論見はSARSのように完全に封じ込めるつもりだったのだろう。それで厳しいルールを設けた。医師たちも飛沫感染だからと高をくくっていた人たちもいた。ところが思っていた以上に感染力が高く、クルーズ船で厚労省の人間が真っ先に罹患してしまったし、振り上げた手を下ろすことが、プライドが邪魔をしてできなくなっているんだろう。国会の答弁でもそんな雰囲気が感じられる。
なんで未知のウィルスに対して高をくくれたのか。テレビ番組にでて中国の前線で戦っている医師たちの警告に対しそんなに感染力があるはずがないとコメントしていた医療研究者にはおごりが感じられた。
2020年4月3日金曜日
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