2025年8月20日水曜日

Drobo 5D終末の時

 10年近く我がデータを守ってくれてきた、Drobo5Dがとうとうおかしくなった。電源入れて暫く10分、20分は動くがその後突然死するという恐ろしい症状が出るようになった。前インジケータが赤ブリンク。

毎日動作してきたがとうとう。

数年前にDrobo社が破産申告をして、日本では、後をプリンストンが処理していたようだが、製品そのものも動作しなくなってしまった。買った当初、膨大なデータをとっとくにはRAIDにしないといけなかったのだが、全部を同じ容量のHDDでそろえなきゃ成らないのがどうにも気に入らなかった。暫くソネットのRAIDケースを使っていたが、Drobo5Dの事を知って購入したのだった。

容量が足らなくなったら、適当なちょっと大きめの容量のHDDを突っ込めばまた普通に安心して使える。HDDが故障したら、そのディスクを赤ブリンクで知らせてくれ、電源入れたままHDDを抜いて、新しいのを突っ込めば再構成してくれた。

あれから10年。世界は変わり10TB程度ならリーズナブルな値段でHDD単体でまかなえる。今はデータ部分を10TBのHDDに突っ込み、残りのドキュメントやらは2TBのSSDに突っ込んだ。悩んだのはTimeMachineで、全うに行くと24TB以上の記憶媒体が必要で、用意するには根性がいる、いやカネがいる。

RAIDやDroboなどはCMR形式のHDDが必須で(だった?)そんなもん気がつかない時に6TBのWD製のHDDを4つ買ったら使えなくて、仕方ないからソフトRAIDでごまかして使ってきた。2つずつJBODにしてTimeMachineに使ってきた。2つ無いと心配だったから。ところが現在の2TB+10TBをバックアップしようとするとどうしても12TBだと足らなくなってしまった。データそのものは合わせて10TBちょっとなのに。で、最終的に、MacOSが入っている内部SSDと外付けSDD2TBはTimeMachineに任せ、5TBのコンテナに放り込み、データはrsyncでバックアップすることにした。とりあえず、安心。

2025年7月10日木曜日

what on earth @ in ls -l as -rw-r--r--@

 macOS Sequoia でTime Machineで取っておいたバックアップからリストアしたら、なんか編集できなく、消えなくなったファイルがいっぱいできてしまった。ls -lしてみると、なんかPermission Listの終わりに@がついているのはなんだ。

調べてみると、ファイルにmacOS独自の属性、Metadataなるものが付加されている印のようだ。

> xattr  file

とすると付加されたMetadataがぞろぞろ。これらを消すには、

> xattr -c file

とすれば良いらしいが、消したら今度は、+が最後に付いているのがある。

これはAccess Control List (ACL)なるものらしい。

> ls -ale .emacs

-rw-------+ 1 hiroshi  staff  4072 12 21  2018 .emacs

 0: group:everyone deny write,delete,append,writeattr,writeextattr,chown


なんかいっぱい付いてる。これを消すには、
 > chmod -N .emacs
すると

ls -lae .emacs

-rw-------  1 hiroshi  staff  4072 12 21  2018 .emacs


消えた。でも、消して大丈夫なのだろうか。でも、これでやっとエディタで改変できるようになった。

2025年7月9日水曜日

rsync from Monterey to Sequoia was failed.

 macOS MontereyのPowerbook Proからrsyncでデータを母艦であるiMac 2013 Earlyに転送していた。この度、母艦をMac Mini 2024に変更して様々なトラブルが出ている。その内うまく解決できたのがrsyncの件なので備忘録として残す。

年々、macOSのセキュリティが上がり、イイコトなのだろうけども、根がUNIX屋なので鬱陶しい。しょっちゅうトラブルが起きるのがディスクアクセスがらみ。今回もこれだった。

rsyncはサーバー側でsshで受け取り、処理を行う。当初rsyncにフルディスクアクセス権を与えてもエラーがでる。Openエラー。ファイルにアクセスできない旨のエラーが出てた。そこで、試しに、sshにフルディスクアクセスを与えたところ、うまくいくようになった。rsyncにフルディスクアクセスを与えても自分のルートディレクトリのみしかやり取りが出来なかったけど、階層が下のディレクトリにはやり取りできなかったのが、出来るようになったという事だ。

もうわけ分からなくなってんじゃないの、アップルの中の人たち。

2025年7月3日木曜日

突発性難聴と咬合性外傷の歯

 この3年ほど、第一咬合性外傷に悩まされている。医者選びに失敗したのかもしれないが、最初の詰め物が出っ張りすぎて、いきなり歯茎が腫れて、医者が「あ、骨が溶けた」で始まった。最初クラウンを削ってだめ、もっと削ってだめ、クラウンを取り外してやっと腫れが収まって、よかったよかったとなっていた。ところがいきなり突発性難聴と診断されるものすごい回転性めまいが起きてしまった。どうにか食事ができるようになるのに14時間位かかったが、それで収まってきたが、あまりの恐ろしさに私が耳鼻科に行ってしまった。難聴はあったが、もともとあったので今回から始まったかどうかは分からず、言われるがまま、定番の、別な言葉で言えば思考停止の処置、ステロイド治療が始まった。今から思えばやめとけばよかった。結局難聴は変わらなかったし。

まずステロイド治療が始まってすぐ現れたのは、筋肉がガンガン減っていったこと。最初の1週間で2キロ減った。そして2週間が立つ頃には頭に吹き出物が出始めたこと。ステロイドは炎症を強力に抑えるが、副作用として免疫機能が落ちてしまうことがあるとのこと。これは処方した医者も言っていたので間違いないだろう。そしてこの免疫が落ちることと咬合性外傷の組み合わせは私にとって不幸でしかなかった。

ある日、急に件の歯が傷みだした。半端ない痛みだ。去年起きた尿管結石よりも痛い。歯医者に行くと抗生物質を処方された。効かなかったら抜くしかないと紐医者は言う。幸い6日目に痛みがあらかた取れたので良かったが、それまではロキソニンSをずっと飲み続け、ふらつくようになってしまった。胃は大丈夫だった。

たぶん、歯の腫れはクラウンを取って歯が当たらなくなったのでよくはなってはきたが、細菌とのせめぎあいがあったのだろう。そこにステロイドが入ってきて炎症を抑えるが、免疫が落ちることになり、細菌が優勢になり、しかも炎症が起きないので行くとこまで行かないと症状が出ない状態になったのだろう。ステロイド治療が終わって1ヶ月後にスイッチが入ったようだ。

やっと地獄の痛みと腫れから開放されたが、ふらふらするのは変わらずで社会復帰はなかなかかないそうもない。

2025年4月21日月曜日

myFocuser Pro2 + Astroberry Server

 天体望遠鏡の自動ピント合わせ、Focuserを自作することにし、Arduino Nanoを購入し、更にステッピングモーターをコントローラとセットになっているものを購入した。28BYJ-48 ULN2003の3個セットのものにした。

ブレッドボードで配線を確認し、そこからユニバーサル基板へ実装していった。ご無沙汰だったがこんなにユニバ基盤って扱いづらかったっけ。半田が全然乗らない。酸化しまくっている安物のはんだごてに見切りをつけてGootの温度がデジタル表示されるやつをぽちっとした。

アクリルケースの中に納めて、動かしてみたら、逆回転しない。モーターのコントローラにピンヘッダがついているのを外したのだが、どうもやらかしてしまったようだ。仕方がないのでヂュポンコネクタ?で接続することにして、どうにか動くようになった。

ところが、当初から懸念していたのだが、フォーカス合わせのツマミは左右についていて、どちらにつけるかでモーターの回転方向が異なってくる。それをどうするのか気になっていたのだが、moonlite indi設定画面で、Focus In / Outでもしかすると逆回転になるのかと思っていたら、だめだった。アクリル板で工作した治具が面倒だったので今更逆側に付けられないし。

ソースコードをいじるかどうしようか悩んでいたが、モーターコントローラとArduinoをつないでいる4つの配線の順番、1234を4321すれば良いのではと思いつきヤッてみたらドンピシャだった。

2025年2月21日金曜日

Doping in Tennis

 SinnerがWADAと3ヶ月の活動停止で合意したとの話で、キリオスのようにいままで重くしていたのにどういうことだという一派と、メドベージェフのように重すぎたのが見直されてよかったという一派と別れているみたいだ。

ドーピングしてどうこうなる競技ではないし、特に今回のシナーはごくごく微量だったとWADAも認めているし、彼が汚染された原因はトレーナーが自身に使ったスプレーの中に含まれていて、シナーに対し施術した際に入ったとされている。こんな経緯なら別に活動停止などしなくてもいいだろ、一個人としては、思う。

一方で血液ドーピングで違反した選手もいた。自身の血液を取っておいていざというときに体内の血液を増やしてパフォーマンスをあげようというものだ。上がるのかもしれないが、いままでドーピング違反の人たちはほとんどが下位ランキングであったことから、ほとんどテニスにおいては意味がない。選手たちはWADAの一方的な基準で検査を強いられてプライベートもない状態なのはどうなのか。ジョコビッチが言うように考え直すべき時が来ている。

シナーに対しキリオスが嫉妬を感じるのはわかる。彼はスタミナが無いのでどうしても長丁場を勝ち続けることが難しいし、生来のセンスで強打するから怪我もしやすい。一方シナーは常に高出力で動き続けられる。多分、彼がジュニア時代に頑張っていたアルペンスキーの影響があると思う。高い標高で常に高いパフォーマンスを行ってきたために循環器系がものすごく強いのだと思う。



2025年2月18日火曜日

Foriot - Arduino Nano 互換

天体望遠鏡で、あらかた自動化されているのに、唯一ピント合わせは外に行って望遠鏡脇に陣取ってマニュアル操作で行わなければならない。Bathtinovマスクを自作してピント合わせを老眼でもできやすいようにはしているけど、難儀だ。そこで自動Focusingについて調べた。市販されているものは高い。まあ、ZWO ELFなどはリーズナブルと言ってもいいのかもしれないが、高い。DIYでやらかしているやつはいるはず、と調べたら、Moonlite Protocolを使って、ArduinoとStepping Motourを使って作っている奴らがたくさんいた。

Arduinoは、UNOとかPro miniとかで昔遊んだので持ってはいるが、今回の用途ではUNOはでかすぎるし、Pro miniはUSBなどがついていないので使いづらい。そこでAmazonで売ってる安い互換nanoをポチった。3個入りで2000円ほどのFORIOTというところの製品を購入した。調べるとすぐに分かるが、正規版はUSB-Bmicroだし、SerialもFTDIだが、この製品はUSB-CでSerialはCH340チップが使われている。それらに注意すれば動作はするのだが、ブートローダが古いものを使っているのに注意する必要がある。ちょっと悩んだ。

これでAuto Focuserを作れば、Raspberry Pi 4に4つのUSBデバイス(Skywatcher AZ-GTi, Main CMOS Camera, Guide Camera, AutoFocuser)をつけて、ぬくぬく、もしくは涼しい部屋から電子観望できるようになる。

こうなると最後には天文台が欲しくなるよなぁ。