2020年12月22日火曜日

日本の医療システムを変えるべき時

 今、Covid19での累積死亡者数が三千人を超えた。これは例年のインフルエンザの死亡者数に相当する。しかもインフルエンザは冬季に集中している。ということを考えると、インフルエンザの重症患者たちは医療崩壊してしまっていた状態の中、インフルエンザで亡くなったことを確認された人数だということだ。つまりは、インフルエンザで重症化した命の瀬戸際になった患者のうち、医療を受けられずに亡くなった人達が多いのだということだ。

集中医療室のベッド数が、欧米に比較してかなり少ないことが公になった日本だが、以前から妊婦とかの命の瀬戸際に立たされた患者が、救急車の中で受け入れ先が見つからずに亡くなったというニュースを何度か見たことが在る。これが現状だったのだと、今、気づいた。

これは、日本は医者の数だけは多いが、命を救うシステムが脆弱だということだ。ドイツに住んでいた時、町医者がとても少ないことに驚いた。公的医療保険も在るらしいが、我々駐在員は別途毎月7万円払って私的保険に入っていた。当時多いなと思ったが、日本でも10万近く払っていたことに気づいて驚いた。そのドイツは大規模な病院が有り、そこにしっかりと命を救う人たち・設備があるのだ。フランスからの患者を受け入れていたくらいだからすごいものだ。

もう日本の保険システムはコスト的にもシステム的にも崩壊しつつ有り、本当に命が危ない人達を助けるためにリソースを投入すべきだ。町医者での診察は基本保険適用外にするくらいでいいのだと思う。

こんなときだから、変われると思う。政府が大鉈を振るう時が来たのだと思う。それをやってくれる人がいるのか。

2020年12月6日日曜日

PCR検査の陽性者数の変化

 最近、PCR検査の結果で陽性者数が増えた減ったとテレビや新聞などで大騒ぎをしている。PCR検査の不確定性や、検査総数のことには全く触れていない。これが思考停止している状態というのだろう。一度だけちゃんとこのことに言及した人がいたが、その後そのフェザーにそぐわないらしくいなくなってしまった。

東京都の特設サイトによると、陽性者率は、平均化していて突出するのをごまかしてはいるが、概ね5%程度で推移している程度で、急激に増大しているわけではない。その上この検査は怪しい人を選択して検査しているわけだからかなり多いはずなのにこの程度なのだ。

医師会は不安を煽るだけで、この絶対人数で大騒ぎをしていることに苦言を呈する理性的な人はいない。なぜなら、不安を煽れば研究費も増えるし。研究者全員がそうなわけではないが、ポリティクスメーカーは暗躍する。

人の生死に関わることだから、最悪のケースを想定することも必要だけど、ちゃんと数字を見て、客観的に判断をすべきだと思う。自分で考えることが大事。

このCOVID19でみんなマスクをするようになったので、インフルエンザ患者が激減したようだけど、毎年1万人がインフル絡みで亡くなっていたのに医師会はなんの対策もしないでいた。さらには、1年もこの騒ぎが続いているのに、未だにICUの病床数がものすごく少ないままでいるのはなんなの。COVID19が一番クラスター発生しているのは夜の店ではなく病院なのはなんでなの。システムとして悪いところばかりの日本の医療システム、その被害者は患者のみならず、現場の医療関係者にもおよんでいる。必要のない苦労を背負わされているのだ。もっと頭がいいはずだ。ドイツのようにしっかりとした体制づくりをしてほしい。ドイツの医療制度は日本ほど優しいものではないけれど、体制だけはしっかりしている。だからコロナペリルの中安定したシステムを維持できている。

2020年12月4日金曜日

CocoaPods on Catalina (iOS 14.2)

 Apple Watch SEを買ったら、iPhone 6SをiOS 14.2にしなければならなくなった。開発マシンのバージョンを上げるのはやだったが、SEを使うためには仕方がない。

アップデートしてしまったら、今度はXcode 11.5 + 14.2 SDKのおなじみのチートではデバッグができなくなってしまった。ううう。なんでこんな事をするんだろうね。アップル。

仕方がないので、Catalinaを手持ちのMBPに外付けディスクとしてインストール。Xcode12をインストールしてみた。そしてデバッグしようとしてCocoaPodsを使おうとしたら、エラー。

Catalinaに乗ってるRubyとCocoaPodsのサポートするRubyが異なるらしい。ぐぐたところ、rb-envという今流行?の仮想環境ツールがあるらしい。これでRubyのバージョンを2.6.xだかにすると動くようだ、というか、動いた。

今回のiOSのいきなりアップデートは開発者界隈で非常に不評だったようだが、開発環境もまともでない状況を、いつも作ってるよね。

2020年11月12日木曜日

Fine Tuning with TF2

 去年、TF1.2あたりを使って、Model ZOOのSSD-Mobilenetをもとにして、Collaboratory上でFine Tuningさせて、それを苦労してAndroidや、iPhoneのアプリに読ませるところまで持っていった。その際にはTensorflow Liteの開発グループの方には本当にバグフィックスでお世話になった。バグを報告すると数日後には修正されていたりしたもの、すごい。

その後、別のプロジェクトにかかり、しばらくいぢっていなかった。今、Tensorflowを取り巻く環境も変わったので、今の環境で動くようにしようとしたところ、全く動かない。checkpointデータを読み込むとエラーを垂れ流して終わる。

ああ、やだよう。また最初から苦労すんのかい!

2020年11月9日月曜日

JAVA11 runtime error on macOS Mojave

 sum.misc.CharacterEncoderがないと言われていきなりJavaのプログラムが動かなくなった。先週まで動いていたのに。

調べてみるとJAVA11になった段階で、このクラスはなくなったらしい。そのためだったようだ。そこで、Oracleのサイトへ行き、JAVA8 SDKをダウンロードし、インストールした。そして、お約束の、

> setenv JAVA_HOME /Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk1.8.0_271.jdk/Contents/Home

と設定した(Bashならexport)。が、どうしてもJAVAがDefaultのopnjdk11の方へ行ってしまう。

> /usr/libexec/java_home

> /Library/Java/JavaVirtualMachines/openjdk11/Contents/Home

仕方がないので、openjdk11に移動してもらった。すると、

> /usr/libexec/java_home

/Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk1.8.0_271.jdk/Contents/Home

となってちゃんと動くようになった。

でも普通ならこれでJAVA Runtime Envを替えることができるはずなのになんでできないんだろう。

2020年10月15日木曜日

とうとうSonnet Tech Fusion QR逝く

 RAIDが使えなくなって、シングルモードで4台のHDDを使っていた、QRが完全に電源が入らなくなった。

去年から色々トラブルがあり、3年保証なのにユーザサポートに部品がないから修理できないと言われ、仕方がないのでしばらく6TB+6TBをDisk UtilitiesでJBODで一つにまとめ、2つの12TB領域にTimeMachineバックアップしていた。この夏、暑さで多少不安定だったが乗り越えたばかりなのに、とうとう電源が入らなくなった。もうここのは買わん。

電源が入らなくなったのでFusion QRがコケたことは間違いないが、ディスクを調べると、面白いことがわかった。

裸族の2つディスクを入れられるやつに入れてつないでみたところ、ちゃんとJBODでひとまとめにしたのがちゃんと見える。4つのHDDのうち、異なるペアを入れるとDisk Utilitiesが2つのJBOD仮想ディスクの名前をグレーアウトで表示する。

多分大丈夫だろうと思っていたけれど、ソフトウェアRAIDの良さと言えよう。ちなみにmacOS Mojave 10.14。

Logitecのシングルモードだけの安物HDDケースを買ったので、しばらくはDROBOとLogitec Time Machineで乗り切ることにしよう。

2020年6月26日金曜日

Android Studio4 : content is not allowed in prolog ???

Android Studioは2020年6月現在、4.0が出ている。現在私は3.5.3にとどまっている。というのも、掲題のエラーが出て新しい、3.6.x, 4.xのAndroid Studioではコンパイルすることができない。どこかのxmlファイルに不備があるようだ。
ネットで調べると、XMLファイル内のタグ<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>の前にスペースとかなにか文字が入っている場合に起きるらしい。sedとか使って調べてもそんなファイルは存在しない。
このエラー、どのファイルで起きたかをASが教えてくれないのが本当に困る。
私は未だにCVSを使っているのだが、新しくソースコードをチェックアウトすると、一旦エラーが出ることに気がついた。

FAILURE: Build failed with an exception.

* What went wrong:
Execution failed for task ':app:extractDeepLinksDebug'.
> java.io.FileNotFoundException: /Users/MyApp/app/src/main/res/navigation/CVS (Is a directory)
ディレクトリのところがリンクになっているのでそれをダブルクリックするとFinderがそこを表示する。するとビルドをすすめることができるようになるが、掲題のエラーが出るようになる。試しにクリーンチェックアウトの状態でCVSディレクトリを消し去ると、問題なくビルドが終了する。

だれかどうすればいいのか教えて。

2020年6月3日水曜日

飛沫感染と空気の流れ

最近、学校の教室のような場所での飛沫感染を避けるという意味合いで、席の間を開けたり、換気のために窓を開けたりということが推奨されているようだ。
確かに教室内で発生した飛沫は窓を開ければ少なくはなるだろう。でも空気というのはそんな単純なものではない。特に人の周りの流れというのは、レイノルズ数で言えば1万程度あり、すぐに渦になってしまう。扇風機を窓の近くで回しても、その近くで渦ができて循環してしまうので、空気の入れ替えなどには寄与しない。逆に外からの風が、落ち着いている教室内の空気を余計に撹拌してしまうこともあり、そちらの方がヤバイとおもう。
一番いいのは、教室に負圧をかけなおかつ床から天井に常時空気を流す、いわゆる半導体などの施設の様なものが良いのだろうけど。そこまでしますか。
今後の分析にもよるとは思うけど、日本におけるSARS-Covit2の被害は通年のインフルエンザの被害、つまり死亡者数がかなり少ない。死因がインフルエンザの人数は3千人程度だから。ただ今年の死亡者数はどのくらいだったのだろうか。だいぶ少なかったのではないだろうか。発表が待たれる。

2020年5月28日木曜日

Let's Encrypt: certbot-auto -> acme.sh

CentOS6でどうにかこうにか認証サーバを維持してきた。それもLet's Encryptによる無料認証のおかげだ。ところがCentOS6では古すぎるのと、ServersMan@VPSのネットワークの遅さによるVirtualEnvのPipのTimeoutでにっちもさっちも行かなくなった。
そこで、Let's EncryptのdocにあるACMEクライアントを使ってみることにした。
いろいろ見聞きしたところacme.shが良さそうなので使ってみた。とてつもなくかんたん。
認証系のデータは、/etc/httpd/conf.d/ssl.confに記述されている。これまで、Let's Encrypt提供のcertbot-autoで暗号鍵のアップデートを行ってきた。そのデータのディレクトリなどを変えずに、そのまま使うには以下の通り。

cd /etc/letsencrypt/live
mv www.example.com www.example.com-0004
mkdir www.example.com
.acme.sh/acme.sh --issue -d www.example.com -w /var/www/html 
.acme.sh/acme.sh --install-cert -d www.example.com \
--cert-file /etc/letsencrypt/live/www.example.com/cert.pem \
--key-file /etc/letsencrypt/live/www.example.com/privkey.pem \
--fullchain-file /etc/letsencrypt/live/www.example.com/chain.pem 

これだけで、ちゃんと鍵がアップデートされる。
多謝

2020年5月14日木曜日

集団免疫

現在、R0=2.5で計算しているらしい。すると60%の国民が免疫を持っていないと感染者数が増えることになる。これが集団免疫の考え方だそうだ。
スペインが6万人の抗体検査を行った結果が東京新聞に出ていたが、たった5%しか感染していなかったらしい。およそ2350千人が感染していることになる。死亡者が27千人だから、死亡率は1.1%。もっと多くが感染していたのかと思っていたけど、これでは、スペインにおけるこの新型コロナとの戦いは長くなりそうだ。
一方ニューヨークでは15%ほどが感染していたようだ。これでもまだ少なすぎる。
今の新型コロナに抗体をもったとしても、世界中の様々な場所で「変化」したウィルスが世界を循環することによって年がら年中戦わざるを得ない。
今回のウィルスは当初の医学界の甘い対応から21世紀らしからぬ惨劇を招いたが、今回のウィルスは自然発生としてはやけにヤバい。ゲホゲホしていれば本人も周りも気づいて、対応することができる。ところがこいつは症状が現れる前に感染力がマックスになる。症状はステルスでいきなり肺炎になる。入院すると治るのに時間がかかる。ぶり返しも気になる兆候だ。感染者の体の中で別の抗原となってしまうのだろうか。ウィルスの生き残り戦略としては非常に「進化」している。
なるべくなら若い体力のあるうちに感染して抗体を持ちたいところだけど、変化してしまうのなら毎年ビクビクしながら年を取らざるを得ない。ワクチンはまず無理だろう。R0が2.5だと、今のインフルワクチンの50%の効き目では歯が立たない。
なんか、「宇宙戦争」を思い出してしまった。

2020年4月20日月曜日

Time Machineとの格闘

Time Machineとは、macOSについてるバックアップソフトのこと。今年に入ってからDroboのデータのバックアップに失敗し続けている。
最初は、RAID5でバックアップしようとしたところ、どうしても途中でコケる。別なケースを持ってきてもコケる。
4つのWD6TBディスクを一つにして18TBでバックアップしたところ一度はうまく行ったものの、その後データがコケてやり直し。
macOSのDisk UtilitiesでソフトウェアRAIDで12TBを2つにしてみたが、それも途中でハードウェアのエラーはないものの、書き込みエラーが発生してどうしても終わらない。
ずーーーーとトライしている中、どうもアイドル状態が続いた後、ディスプレイオフがかかるときに不具合が起きている事が数度あったことに気づく。
もちろん、省エネルギー設定はほぼオフ状態にしているのだが、ディスプレイオフは1時間とかに設定していた。
ちなみに、Time Machineは外付けディスクにバックアップするとき、すべてのアカウントがログオフ状態にすると、外付けディスクがautomountから外れてOff Lineになり、バックアップを停止してしまう。だからいつもログイン状態で行っていた。
そこで、ディスプレイには申し訳ないが、ディスプレイは自動OFFにならないようにしてみたところ、途中で途切れなくなった。High Sierraだがこんな仕様だとしたらおかしいだろ。
ログインし、ディスプレイつけっぱなしの状態でTime Machineを動かしたところ、無事にバックアップが最後まで行った。うまく行けば日付のついたフォルダが作成され、Latestというリンクが作成される。長かった。
ちなみに、Time Machineは途中、シャットダウンしたり、マニュアルで停止したりしてもちゃんとResumeしてくれるが、途中でエラーで止まったりすると、inProgressフォルダの中に、たくさんのフォルダがたまるだけで、うまく処理できない。なので、エラーで止まったりした場合、inProgressフォルダを消さなければならないようだ。
7TB以上もデータが有ると1週間はかかる。Thunderbolt1.0なのであまり速くはない。
今回の格闘で知らなくてもいいようなことがいろいろわかった。でも虚しさしかない。
俺の時間を返せ。

2020年4月6日月曜日

医者の外来対応

以前から不満だったのが、病院の待合室。
ゲホゲホしてる人も、そうでない人もごちゃまぜに同じところで待機している。これでは感染ってくださいといっているようなもの。総合病院でも同じだと思う。
感染症にかかっている人もそうでない人も同じところに詰め込むのを「普通」と思っているのがおかしい、と思う。
ドイツにいたとき、普通の町医者のところに、どうも麻疹と思われる患者を連れてきた婦人がいた。婦人もその可能性はわかっていたみたいで受付でその旨いったらしい。すると激怒したドクターが外に追い出した。そこではその手の感染症の専用の待合室があり、患者がかぶらないように完全に予約してから受け付けているのだそうだ。そのドクターはドイツ人だけど、カナダでPh.Dをとった人で英語も話せるので大使館の人とかがよく行くところだ。だからちょっと厳しいのかもしれないが、小さな町医者でもそのようにして病院での2次感染を防ぐようにしているのに、日本では総合病院でさえも、動線の分離すらできない。するつもりもないのだろう。
そろそろちゃんとするときなのではないの。

2020年4月3日金曜日

新型コロナウィルスの集団免疫

英国のジョンソン首相が言っていた集団免疫、だれかが言っていた人口の5,6割が免疫を持つことによって感染の流行が終了すると。
東京を例に上げると、今東京の人口が920万として、その6割とすると552万人。一年で収束させるとしたら、一日あたり1.5万人が感染しなければならない。この内2割が何らかの症状がでるとしたら、一日3千人のコロナ患者が発生しなければならない。この内、例えば2%が重症化し入院が必要となると、1日あたり60人の入院患者、ということになる。退院するまで10日かかるとなると、600床が必要となる。今東京都は700床確保と言っているから、ざっくりこういった筋書きで行こうとしているのだろうか。オーバーシュートが起きるとこのシナリオから外れることになる。すると救えただろう命が医療崩壊によって助けられなくなるわけだ。
今現在500床くらい埋まっているらしいけれど、厚労省の退院ルールが足かせになって元気になっても退院できないらしい。サッカー協会の会長がおっしゃっていた。
この話を聞いても、最初のクルーズ船にしても、厚労省ってやっぱり人材がいないというのがわかる。多分計算ができないんだろう。
厚労省の最初の目論見はSARSのように完全に封じ込めるつもりだったのだろう。それで厳しいルールを設けた。医師たちも飛沫感染だからと高をくくっていた人たちもいた。ところが思っていた以上に感染力が高く、クルーズ船で厚労省の人間が真っ先に罹患してしまったし、振り上げた手を下ろすことが、プライドが邪魔をしてできなくなっているんだろう。国会の答弁でもそんな雰囲気が感じられる。
なんで未知のウィルスに対して高をくくれたのか。テレビ番組にでて中国の前線で戦っている医師たちの警告に対しそんなに感染力があるはずがないとコメントしていた医療研究者にはおごりが感じられた。

2020年3月8日日曜日

software RAID settings on macOS

RAIDは複数のディスクを使って、便利な機能を提供してくれる仕組みである。
一般にはハードウェアでRAID機能を使うのが一般的なのだろうが、macOSについてくるDisk Utilityを使えばかんたんにRAIDにしてくれる。このやり方はRAID Assistantを使うのだが、一般的な話は他に書かれている。
ちょっと確認してみたのだが、できそうなのでここに記録する。
ディスクが4つあって個別のインターフェースでMacにつながっているとき、Disk UtilityのRAIDアシスタントで設定できる。RAID機能を入れ子にできるのか試してみた。
まず、SPANで2つづつ別ディスクとして設定する。すると4つのディスクが2つのディスクになる。ここでまた、Mirroringを選ぶと選べてしまう。つまりトータルのディスクが半分になってしまうが、ちょっと冗長なシステムができる。
ただ、ディスクの一つが壊れたときにどんなになるのかがわからない。まあ、こんなことをしたがる人は少ないかもしれない。私も現用にはしなかったけど。

2020年3月3日火曜日

TimeMachineをどうにかして速くする方法

TimeMachine (Apple R)は便利だが、遅い。速くしたい。
TimeMachineの実態は、backupdというDaemonである。これは通常バックグランドで動作しているので、フォアグランドのプロセスよりも優先順位が低い。これはそうでないと、コンソールの前のユーザがイライラするから。
ネットワークで調べると、バックグランドの処理の優先順位を下げないという設定を行っているのが多い。具体的には、
sudo sysctl debug.lowpri_throttle_enabled=0
とTerminalの中でコマンドとして打ち込む方法である。戻すときは=1にする。
それとは別にUNIX系のOSには、各プロセスの優先順位を決めてスケジューリングする機能がある。macOSにもあって、nice/reniceというコマンドである。
優先順位は整数で-20から20の間で設定することになっているので、数を少なくすると優先順位が高くなるため、その分処理が速くなる。
sudo renice -10 process_id
とかで設定できる。これでだいぶ速くなるはず。怖くて-20でやったことはない。デフォルトでは10だそうだ。pgrepを使うと簡単になる。
sudo renice -n -10 $(pgrep ^backupd$)
あと、Spotlightの検索データ作成デーモンも鬱陶しい。こいつを一時的にも消えてもらうのはTimeMachineをとりあえず終了させたいときには有効だと思う。
これは
sudo mdutil -a -i off
とするとやめてくれる。もとに戻したいときはonにする。

それでも終わるまで3,4日は掛かりそうだ。今1日目。。。
誰かSingle User ModeでTimeMachineを動かす方法を確認してくれないかしらん。怖くて手が出せない。

2020年1月9日木曜日

Home Router for Giga-Era Internet

最近、子供からネットワークの速度が遅い、Nintendo Switchの測定サイトで余り速度が出ていない結果が出た、どうにかならないかと言われた。頭の中では、160Mbps契約、ベストエフォートだから半分くらいかと思っていたので、古いBuffalo Broadband Router BBR-4HGを使っていた。Fast.comで測ってみたらBBR-4HG直結で20Mbps程度だった。プロバイダのサポートに電話したらいつの間にか320Mbps契約になっていた。
これではまあ、現状のルータではダメかなと納得し、Aterm WG1900HP2を購入した。
ついでなので、ちょっと前にWiFiが壊れた時に買ったWiFi Router WHR-1166DHP4を含めてネット速度の計測をしてみた。
ネットプロバイダの推奨である、Radish Network Speed Testingを使って三つを比較してみた。
BBR: 39.22
WHR: 87.26
Aterm: 248.5
となり、Atermの速度は、Cable Modemに直結とほぼ同じなので、ルーターネックには成っていないようだ。
やはり、値段は値段だけのことはあるね。
有線からの設定はトリセツに書いてなかったけど、192.168.10.1がアドレスなのでここにアクセスすればどうにでも出来る。