2025年12月25日木曜日

mediaWIKI on MAMP for MacOS

 過去十年間以上の、色々調べたりしたことを自分のサーバー上のWIKIで管理してきた。なかなか便利で、図や数式も入れられるので気に入っていた。検索も出来るし。

ところが、いきなり(でもないけど)サーバープロバイダがサービスを終了するとのことで、店じまいをすることとなってしまい、サーバーが無くなってしまったのでWIKIも行き場所を無くしてしまった。とりあえずバックアップはあるので、ParallelsなどでCentoOSを動かしてローカルに構成しようと思った。

ところが、母艦のMac MiniはArmなので、思いの外手間取って初手でうまくいかなかったのでほったらかしにしていた。

で、バイクのオイルを最後に交換したのはいつだろうと記憶をたどったがちゃんと覚えていない。まあそういうときのための外部記憶としてのWIKIだったので、復活させなければならない理由が出来た。

なんかWIKI界隈を調べてみたら、MAMPというローカルにサーバーシステムを構築するアプリがある事を知った。データベースとPHPが動き、phpAdminなどの管理ツールも動くとのこと。じゃあ、この上でmediaWIKIを動かせば丁度良いと思った次第。

WIKIのフォルダーのフルバックアップと、mySQLのバックアップを展開し、phpAdminでmySQLに読み込み、WIKIのLocalSettings.phpを最新のMediaWIKI 1.44に追加して動かしてみたところ、TableのWikidb.memoactorが無いという。actorという接尾文字が付くテーブルがmySQLに無いらしい。元々無かったので調べてみた。なんとかactorというテーブルは新に追加されたのだそうだ。私が使っていたmediaWikiは1.28.2。使おうとしたのは1.44.2。大分古いのでmaintenance/update.phpもエラーを出す。ただエラーメッセージに1.35以降でないとだめよ、とあったので、1.35をダウンロードして2段階でupdateしたところ何の問題も無く、テーブルも追加され、ちゃんと動くようになった。

私はついつい動くから新しくしなくてもいいやと思ってしまい、ほったらかしにする傾向があるが、この手のアプリは順次アップグレードしていかないと、サポートが無くなってしまうことがあるので注意しないといけないと心に言い聞かせるとともに、MAMPいいじゃん、と思うのであった。

2025年8月20日水曜日

Drobo 5D終末の時

 10年近く我がデータを守ってくれてきた、Drobo5Dがとうとうおかしくなった。電源入れて暫く10分、20分は動くがその後突然死するという恐ろしい症状が出るようになった。前インジケータが赤ブリンク。

毎日動作してきたがとうとう。

数年前にDrobo社が破産申告をして、日本では、後をプリンストンが処理していたようだが、製品そのものも動作しなくなってしまった。買った当初、膨大なデータをとっとくにはRAIDにしないといけなかったのだが、全部を同じ容量のHDDでそろえなきゃ成らないのがどうにも気に入らなかった。暫くソネットのRAIDケースを使っていたが、Drobo5Dの事を知って購入したのだった。

容量が足らなくなったら、適当なちょっと大きめの容量のHDDを突っ込めばまた普通に安心して使える。HDDが故障したら、そのディスクを赤ブリンクで知らせてくれ、電源入れたままHDDを抜いて、新しいのを突っ込めば再構成してくれた。

あれから10年。世界は変わり10TB程度ならリーズナブルな値段でHDD単体でまかなえる。今はデータ部分を10TBのHDDに突っ込み、残りのドキュメントやらは2TBのSSDに突っ込んだ。悩んだのはTimeMachineで、全うに行くと24TB以上の記憶媒体が必要で、用意するには根性がいる、いやカネがいる。

RAIDやDroboなどはCMR形式のHDDが必須で(だった?)そんなもん気がつかない時に6TBのWD製のHDDを4つ買ったら使えなくて、仕方ないからソフトRAIDでごまかして使ってきた。2つずつJBODにしてTimeMachineに使ってきた。2つ無いと心配だったから。ところが現在の2TB+10TBをバックアップしようとするとどうしても12TBだと足らなくなってしまった。データそのものは合わせて10TBちょっとなのに。で、最終的に、MacOSが入っている内部SSDと外付けSDD2TBはTimeMachineに任せ、5TBのコンテナに放り込み、データはrsyncでバックアップすることにした。とりあえず、安心。

2025年7月10日木曜日

what on earth @ in ls -l as -rw-r--r--@

 macOS Sequoia でTime Machineで取っておいたバックアップからリストアしたら、なんか編集できなく、消えなくなったファイルがいっぱいできてしまった。ls -lしてみると、なんかPermission Listの終わりに@がついているのはなんだ。

調べてみると、ファイルにmacOS独自の属性、Metadataなるものが付加されている印のようだ。

> xattr  file

とすると付加されたMetadataがぞろぞろ。これらを消すには、

> xattr -c file

とすれば良いらしいが、消したら今度は、+が最後に付いているのがある。

これはAccess Control List (ACL)なるものらしい。

> ls -ale .emacs

-rw-------+ 1 hiroshi  staff  4072 12 21  2018 .emacs

 0: group:everyone deny write,delete,append,writeattr,writeextattr,chown


なんかいっぱい付いてる。これを消すには、
 > chmod -N .emacs
すると

ls -lae .emacs

-rw-------  1 hiroshi  staff  4072 12 21  2018 .emacs


消えた。でも、消して大丈夫なのだろうか。でも、これでやっとエディタで改変できるようになった。

2025年7月9日水曜日

rsync from Monterey to Sequoia was failed.

 macOS MontereyのPowerbook Proからrsyncでデータを母艦であるiMac 2013 Earlyに転送していた。この度、母艦をMac Mini 2024に変更して様々なトラブルが出ている。その内うまく解決できたのがrsyncの件なので備忘録として残す。

年々、macOSのセキュリティが上がり、イイコトなのだろうけども、根がUNIX屋なので鬱陶しい。しょっちゅうトラブルが起きるのがディスクアクセスがらみ。今回もこれだった。

rsyncはサーバー側でsshで受け取り、処理を行う。当初rsyncにフルディスクアクセス権を与えてもエラーがでる。Openエラー。ファイルにアクセスできない旨のエラーが出てた。そこで、試しに、sshにフルディスクアクセスを与えたところ、うまくいくようになった。rsyncにフルディスクアクセスを与えても自分のルートディレクトリのみしかやり取りが出来なかったけど、階層が下のディレクトリにはやり取りできなかったのが、出来るようになったという事だ。

もうわけ分からなくなってんじゃないの、アップルの中の人たち。

2025年7月3日木曜日

突発性難聴と咬合性外傷の歯

 この3年ほど、第一咬合性外傷に悩まされている。医者選びに失敗したのかもしれないが、最初の詰め物が出っ張りすぎて、いきなり歯茎が腫れて、医者が「あ、骨が溶けた」で始まった。最初クラウンを削ってだめ、もっと削ってだめ、クラウンを取り外してやっと腫れが収まって、よかったよかったとなっていた。ところがいきなり突発性難聴と診断されるものすごい回転性めまいが起きてしまった。どうにか食事ができるようになるのに14時間位かかったが、それで収まってきたが、あまりの恐ろしさに私が耳鼻科に行ってしまった。難聴はあったが、もともとあったので今回から始まったかどうかは分からず、言われるがまま、定番の、別な言葉で言えば思考停止の処置、ステロイド治療が始まった。今から思えばやめとけばよかった。結局難聴は変わらなかったし。

まずステロイド治療が始まってすぐ現れたのは、筋肉がガンガン減っていったこと。最初の1週間で2キロ減った。そして2週間が立つ頃には頭に吹き出物が出始めたこと。ステロイドは炎症を強力に抑えるが、副作用として免疫機能が落ちてしまうことがあるとのこと。これは処方した医者も言っていたので間違いないだろう。そしてこの免疫が落ちることと咬合性外傷の組み合わせは私にとって不幸でしかなかった。

ある日、急に件の歯が傷みだした。半端ない痛みだ。去年起きた尿管結石よりも痛い。歯医者に行くと抗生物質を処方された。効かなかったら抜くしかないと紐医者は言う。幸い6日目に痛みがあらかた取れたので良かったが、それまではロキソニンSをずっと飲み続け、ふらつくようになってしまった。胃は大丈夫だった。

たぶん、歯の腫れはクラウンを取って歯が当たらなくなったのでよくはなってはきたが、細菌とのせめぎあいがあったのだろう。そこにステロイドが入ってきて炎症を抑えるが、免疫が落ちることになり、細菌が優勢になり、しかも炎症が起きないので行くとこまで行かないと症状が出ない状態になったのだろう。ステロイド治療が終わって1ヶ月後にスイッチが入ったようだ。

やっと地獄の痛みと腫れから開放されたが、ふらふらするのは変わらずで社会復帰はなかなかかないそうもない。

2025年4月21日月曜日

myFocuser Pro2 + Astroberry Server

 天体望遠鏡の自動ピント合わせ、Focuserを自作することにし、Arduino Nanoを購入し、更にステッピングモーターをコントローラとセットになっているものを購入した。28BYJ-48 ULN2003の3個セットのものにした。

ブレッドボードで配線を確認し、そこからユニバーサル基板へ実装していった。ご無沙汰だったがこんなにユニバ基盤って扱いづらかったっけ。半田が全然乗らない。酸化しまくっている安物のはんだごてに見切りをつけてGootの温度がデジタル表示されるやつをぽちっとした。

アクリルケースの中に納めて、動かしてみたら、逆回転しない。モーターのコントローラにピンヘッダがついているのを外したのだが、どうもやらかしてしまったようだ。仕方がないのでヂュポンコネクタ?で接続することにして、どうにか動くようになった。

ところが、当初から懸念していたのだが、フォーカス合わせのツマミは左右についていて、どちらにつけるかでモーターの回転方向が異なってくる。それをどうするのか気になっていたのだが、moonlite indi設定画面で、Focus In / Outでもしかすると逆回転になるのかと思っていたら、だめだった。アクリル板で工作した治具が面倒だったので今更逆側に付けられないし。

ソースコードをいじるかどうしようか悩んでいたが、モーターコントローラとArduinoをつないでいる4つの配線の順番、1234を4321すれば良いのではと思いつきヤッてみたらドンピシャだった。

2025年2月21日金曜日

Doping in Tennis

 SinnerWADAと3ヶ月の活動停止で合意したとの話で、キリオスのようにいままで重くしていたのにどういうことだという一派と、メドベージェフのように重すぎたのが見直されてよかったという一派と別れているみたいだ。

ドーピングしてどうこうなる競技ではないし、特に今回のシナーはごくごく微量だったとWADAも認めているし、彼が汚染された原因はトレーナーが自身に使ったスプレーの中に含まれていて、シナーに対し施術した際に入ったとされている。こんな経緯なら別に活動停止などしなくてもいいだろ、一個人としては、思う。

一方で血液ドーピングで違反した選手もいた。自身の血液を取っておいていざというときに体内の血液を増やしてパフォーマンスをあげようというものだ。上がるのかもしれないが、いままでドーピング違反の人たちはほとんどが下位ランキングであったことから、ほとんどテニスにおいては意味がない。選手たちはWADAの一方的な基準で検査を強いられてプライベートもない状態なのはどうなのか。ジョコビッチが言うように考え直すべき時が来ている。

シナーに対しキリオスが嫉妬を感じるのはわかる。彼はスタミナが無いのでどうしても長丁場を勝ち続けることが難しいし、生来のセンスで強打するから怪我もしやすい。一方シナーは常に高出力で動き続けられる。多分、彼がジュニア時代に頑張っていたアルペンスキーの影響があると思う。高い標高で常に高いパフォーマンスを行ってきたために循環器系がものすごく強いのだと思う。



2025年2月18日火曜日

Foriot - Arduino Nano 互換

天体望遠鏡で、あらかた自動化されているのに、唯一ピント合わせは外に行って望遠鏡脇に陣取ってマニュアル操作で行わなければならない。Bathtinovマスクを自作してピント合わせを老眼でもできやすいようにはしているけど、難儀だ。そこで自動Focusingについて調べた。市販されているものは高い。まあ、ZWO ELFなどはリーズナブルと言ってもいいのかもしれないが、高い。DIYでやらかしているやつはいるはず、と調べたら、Moonlite Protocolを使って、ArduinoとStepping Motourを使って作っている奴らがたくさんいた。

Arduinoは、UNOとかPro miniとかで昔遊んだので持ってはいるが、今回の用途ではUNOはでかすぎるし、Pro miniはUSBなどがついていないので使いづらい。そこでAmazonで売ってる安い互換nanoをポチった。3個入りで2000円ほどのFORIOTというところの製品を購入した。調べるとすぐに分かるが、正規版はUSB-Bmicroだし、SerialもFTDIだが、この製品はUSB-CでSerialはCH340チップが使われている。それらに注意すれば動作はするのだが、ブートローダが古いものを使っているのに注意する必要がある。ちょっと悩んだ。

これでAuto Focuserを作れば、Raspberry Pi 4に4つのUSBデバイス(Skywatcher AZ-GTi, Main CMOS Camera, Guide Camera, AutoFocuser)をつけて、ぬくぬく、もしくは涼しい部屋から電子観望できるようになる。

こうなると最後には天文台が欲しくなるよなぁ。

2025年1月20日月曜日

レコードプレーヤーの調整

 レコードプレーヤーについてあまり追求したことがなく、基本的な知識は知っていても、いろいろチェックしたりすることはなかった。非常に単純な装置だし、DIY的にやれることはないのかな、と思っていた。

先日あるレコードをかけてみたら明らかに遅い。それでもしかしたらと思い、弟が置いていったピンク・レディーのベスト盤を流しながら、同時にiTunesにある同じ曲を流してみた。そうしたらあからさまに速度が違うことがわかった。先日ゴムは変更したのでモーターがだめになったのかなと思ったが、ちょっと足掻いて検索してみた。するとこんないい加減なプレーヤーでもモーター速度調整ができることがわかった。ただ2.4mmくらいの細い精密ドライバーでないと入らないような穴にあるので難儀した。よくある先端だけ交換するタイプだと太すぎてはいらない。ともあれ、ドライバーでぐりぐりして最終的に、33.2rpmくらいまでいったところで終わりにした。このとき、RPM Speed and Wowという無料Androidアプリが実に助けてくれた。ターンテーブルに置くだけでrpmを測ってくれる。すごいね。

でもこのあと、変なノイズに悩まされ、色々やった結果、モーターの調節ネジをグリグリ押したために、モーターのヘッドが少し浮いてしまい、ターンテーブルの裏に当たって音が出ていたことがわかった。モーターのネジ止めにはゴムワッシャーが噛ませてあって、それでちょっと動くらしい。もっとクリアランスを大きめにしてくれればよかったのに。

今は快適。

2024年12月27日金曜日

Kate Bush

 先日アンプを応急処置して聴けるようにしたので、取っておいた昔のLPを引っ張り出して聞き出している。廉価のレコードプレーヤからハムノイズが鬱陶しかったが、プレーヤについているPhonoイコライザを使ってみたら無くなったので嬉しい。

雑多なLPのなか、高校のときに初めて買ったLPを見つけ、Kate Bushを思い出した。この人は19歳でThe Kick Insideを出していきなりUKヒットチューンに踊りだした人だった。なぜ買ったのかというと、当時セイコーのコマーシャルにジミー・コナーズが出ていてそのCMで流れていた音楽がThem Heavy Peopleで、これを歌っていたのがKate Bushだった。とても印象的な声でおもわずこの曲が入っていたThe Kick Insideを買ってしまった。この後、Lion Heart, Dreaming, Never for Everも買っていて、Babooshka、Dreamingがお気に入りだった。しょっちゅう聞くというよりは、時々聞きたくなる感じ。重合する音の氾濫する独特の世界を、怖いものみたさっていう感覚で望んでしまう。

いや、稀有な人だよ。

2024年12月15日日曜日

English Idioms

 この間、天体写真関係のサイト、有名なサイトだと思うが、Cloudy Nightsという掲示板を徘徊していたところ、読んで全然入ってこない文言があった。で、調べてみるといわゆる慣用句、多分辞書にあったから古くから使われている、がいくつか入ってた。

I know that I'm a broken record but mythology dies hard. There's a lot of rules of thumb, and this topic comes up regularly.

調べてわかってみると、なるほど、と腑に落ちたが、壊れたレコードとか親指のルールだとか知らなきゃわからん。訳すと、「繰り返し言われていることはわかっているが、俗説はなかなか無くならない。たくさんの経験則はあるが、この話題は定期的に上がってくる。」

非英語圏の人もよく読むようなところではあまり使われないイディオムだとは思うが、イカシテルなと思った。こんな表現を多く知りたいなと思った。今更だが。

2024年12月8日日曜日

Wilson Pro Staff

 昔、テニスを始めた(中学時は軟式)ころ、WilsonのJack Kramer Pro Staffが欲しかった。でも高すぎて買えず、それでイリ・ナスターゼやロッド・レーバーが使っていたDUNLOPのMaxply Fortを7500円で購入。愛用していた。で、時は流れて就職したその冬のボーナスで憧れのPro Staffを購入した。たぶん1990年の冬に渋谷のウィンザーラケットショップだったと思う。プロスタッフなら良かったのだが、当時サンプラスやエドベリが使っていたモデルだった。そしてかなりあとになって、それがとても評価が高く、現在でもそれが続き定価位の値段で中古売買されていることがわかった。

私の初ボーナスラケットはエンドに"Made in Vincent"と書かれたテープが張ってあり、脇には"Braide Graphite/Kevlar Composite 80%Graphite・20%Kevlar"と印字されている。つまりSt Vincent製の後期モデルだったのだ。これで打つサーブは速く気に入ってはいたが重さが響き、10年くらい前から使われていない。売る気はないが、ちょっと自慢。

人生で使った全部のラケットは取っておいたはずなのに、Maxply Fortだけどっかへ行ってしまった。悲しい。ロッド・レーバーはフレームのところが白く塗っていなくて木目の特別仕様だったので、自分で塗装を剥がし、木目を出したあとラッカー塗装をしたので、売れはしないだろうが。

2024年12月3日火曜日

オーディオ、過去と現代

昔、学生の頃レンタルレコード屋さんでよく借りて音楽を聞いていた。借りたレコードやCDはカセットテープに録音して取っておいた。でかいスピーカやTEACのカセットがフル稼働していた。 

iTunesmacOSに導入され、MP3より音質の良いAACがでたときに、それまで持っていたレコードやカセットテープをA/DCして、取り込んでいった。いくつかはMacについていたアナログ入力端子から、いくつかはSoundblasterからデジタイズしてiTunesに取り込んでいった。ラジオからエアチェックみたいなことして集めて、今や4万4千曲を超える楽曲がiTunesに入っている。で、最近ちゃんとしたオーディオシステムで聞きたいと思うようになった。だって今やヘッドフォンも壊れてしまって、スピーカから音楽を聞くには車に乗るのが一番いいなんて状態になってしまったから。悲しい。

今あるのはDenonの安いレコードプレーヤーとCD PlayerLuxmanのアンプ。アンプに至っては1980年発売の代物。このアンプは今まで2回修理していて、最後のは2007年にオーバーホールしてもらっている。その時の窓口だったLaoxの対応が良くっておもわず買ったのがCD Playerだ。

で久しぶりにCDを聞こうとしたら、トレイが動かない。アンプも右チャンネルが聞こえなかったりする。修理窓口になってくれるLaoxも無いし金もないし、ここは自力でどうにかしようと頑張った。というほどのことはなく、CDはトレイを動かすゴムバンドが伸び切っていただけ。交換したら全く問題なく動いた。アンプは木枠から中身を外してみてみると、いくつかの電解コンデンサーやフィルムコンデンサーあたりがフラックスでベッタリしてて、修理箇所が伺えた。ロータリースイッチあたりに無造作に接点復活スプレーして、とりあえず応急処置。こんなんでもちゃんと聞こえるようになった。いつか外してちゃんと掃除してやりたい。

これで入り口と出口はどうにかなった。あとはいいD/ACを購入すれば良いだけになった。あ、A/DCもほしいかな。でも今は金が無いのねん。揃うのが楽しみ。それまではレコードを聞いて楽しもう。弟がおいていったRYDHEENを見つけた。

2024年11月20日水曜日

アンバランスとバランス接続・オーディオの話

 しばらく前にDENONのCDプレーヤのトレーが動かなくなって、ちょっと調べたところトレーを動かすプーリーゴムが劣化しているらしいとわかって簡単に修理できた。その際に聞き慣れない言葉、バランス接続というのが引っかかってきた。何かと調べたら、今までの普通の3極ステレオ端子はアンバランスと言い、左右チャンネルを独立の対線で流すのをバランス接続というのだそうだ。へーとちょっと感心したが、果たしてたかだか100kHz以下の電気信号でそんなことが気になるほどになるかなぁと疑問も感じた。大体コンピュータなどは1GHzレベルで基板レベルでグランドをあらかた共有しているにも関わらず、クロストークなどは多少問題になりつつもちゃんと動作している。デジタルだからどうにかなっているというのも確かだが。

多くの場合、配線でのトラブルはコネクターの部分がほとんどだ。同軸からマイクロストリップラインに変換するのなんか、アンテナと言っていいくらいだし。コモンモード放射アンテナだと言ってた静岡大の教授もいたしね。で、この規格のうちの一つのソニーのプラグの構造を見たら、驚いた。先っぽからL+, R+, L-, R-となっていて完全にごちゃ混ぜ状態だ。なぜ、L+, L-, R+, R-みたいにしなかったかね。

まず、この手の話で多くの人が間違えているのは、電気信号というものが電流・電子が運んでいると信じていることだ。これは間違い。大学レベルの電磁気学を学んだものなら知っているマックスウェルの偏微分方程式から帰結されるのは、電気信号の実態は電磁波で、この場合(オーディオ)は静電場現象なので電場が電気信号を運んでいる。で、この電場がどこにあるかというと、導線と導線の間(結構外側にも)にある。だからRとLで分離したいというときにこれらの信号線を別々のペアにすることはいいことだ。しかしL+とL-の信号はこれらのペア電線の間に信号が流れているということに注意すれば、コネクターでL+とL-の間にR+が混じってしまったら、せっかく分離していたのにコネクターでごっちゃにして台無しにしてしまっていることは簡単に理解出来よう。

まあ、たかだか可聴域の電気信号の周波数なら1mくらいの範囲ならあっという間に定常状態に陥ってしまうだろうから、どんなふうに繋いでも、マックスウェル方程式は線形だからR,Lともに独立に状態を保てるのでそれほどひどい音にはならないはず。

2024年8月7日水曜日

MBP Retina macOS Monterey Update Failure

 2015 early Retina 13 inch MacBook Proを使い倒している。バッテリーは2度交換しているし、内部SSDも1TBに変更している。先日1TBに変更したときTime MachineからリカバリーしようとしてもできなくてMonereyをインストールするのに散々難儀したことを忘れて、マイナバージョンアップのお知らせにいとも考えなしにポチっとしてしまった。時間はかかるから絡新婦の理などを読みながら待つ。と、全然終わらない。本も読み終わるわけがないが、朝初めて夜になってしまった。一晩ほっておいても変わらなかった。バーが途中で止まったまま動かない。

以前やったように新規macOSリカバリインストールやリカバリーを試しても途中で止まる。データはテンポラリのものしか乗っていないのでデータ領域全部いってまっても最悪構わないが、なるべく取っておきたい。そこで思いついたのが外部ディスクにmacOSインストールして、その後ディスクユーティリティーのディスクの復元げコピーしてごまかすことを思いつく。ラッキーなことにこれがうまくいき、現状事なきを得ている。

多分ディスク領域が1TBもあるからおかしくなったのだろうな。安易にアップグレードはしてはいけないな、と反省。でもすぐに忘れるんだろうな。

2024年4月26日金曜日

ブルー・モーメント

気候やら地震やらの名前はよく目に耳にするが、気象の方は、まあ現業としての気象予報以外ではあまり聞かない。ましてやドラマでは扱われないような気がしているが、今回そういう方面ということで、地物出身としてはちょっと気になる。ばっさーの独特の演技も懐かしいのでちょっと見てみた。

冒頭にいきなりプログラムコードが出てくる。おお、スーパコン屋さんとしての血が騒いだ。一見してはわからない、ポーズにしてよくみると、継続行の「&」!おお、これは懐かしのFORTRANではないか。4次元配列、これは時間と空間の座標を示す。ただDOループ内にIF文があるのがスパコン向きではない。パソコンで後処理のためのコードなのか。でもそれだとFORTRANにする意味がない。とまあ、いきなり??が並ぶ展開。まあこんなことは一般視聴者には関係のないことだろうけど、業界人としては気になってしまう。ガリレオなんかでも出てくる式を見るとああこれはなんとかの式だなとか、より楽しめるところが楽しみの一つ。

あとの方にもコードっぽいものが出てくるけど、これは中を見るとcatやらawkやらでているので、Shellスクリプトなのかな。使ったことないけどZ shellなのかな。今だにtcshをメインに使っているのでBashまでかな、わかるのは。

内容については数学の天才も、気象も、あまり関係ないやん、と思ってしまった。

関係ないけど、気象庁のスーパーコンピュータはどんなのを使っているのかきになったので調べてみた。昔から気象庁の数値予報に使うコンピュータと気象研究所の研究に使うコンピュータは別に用意されていて、昔はHITACつまり日立のがよく使われていた。一時期研究所にNEC SXが入っていたが、現在は富岳効果か、FUJITSUのが両方に使われている。SXが入ったときは気象研の人たちは喜んでたらしいけど、今はやはり「Intel入ってる」が強い。富岳はSparcだったと思うが。

最後のシーンではふたりがもんどり打って転がっていたヴィジュアルは一見自然だった。でもこのくらいの状況なら一歩さんならひとりで担いできちゃうよね。

2024年3月22日金曜日

錦織選手、ウェルカムバック

 ATP1000であるマイアミ・オープンに錦織圭が帰ってきた。去年は手術後で戻ってきていきなりチャレンジャーで優勝した後、ATPにでていきなりベスト8。すげーとおもったけど、これまでかもにしてきていたフリッツに対し、あまり動けてなく、負けたが、案の定怪我していた。

このときと同じような動きで今回の試合は終始していたようだ。ほとんど無理せずに際どいたまには動かなかった。見ていて歯がゆかったが、やはり去年の調子良すぎて膝をやってしまったので、怖いのが大きいのだろう。

足指の手術した後に、いきなりUS Openで準優勝したり、手首やった後、戻ってきたらあっという間にFinalのメンバーになっていたりと、常人離れしていた彼も三十路中頃、徐々に上げていくのだろう。無理せずに戻って行ってほしい。

昔ローズウォールは39歳でジミー・コナーズについで世界ランキング2位になっていたし、フェデラーも然り。彼のブレーなら40歳でもできるはず。

2024年3月4日月曜日

宇宙は「もつれ」でできている

 掲題のブルーバックスを読み終えた。一応物理学科の卒業だが、量子力学は4年生までしか勉強はしていない。メシアとかシッフとか読んでたけど、なんかピンときていなかった。使わないのでその後ほったらかしにしていたが、22年にノーベル物理学賞を取ったのや、量子コンピュータの話題が巷に結構出てくるので気になっていた。そこでちょっと「もつれ」の触りを知りたいと思い、ブルーバックスに手を出した。

アインシュタインの言ったとされる「神はサイコロを振らない」という言葉は有名だが、それは量子力学を理解できなかったからというコンテキストで使われることが多いし、そう思っていた。ところがニュアンスは、まだ疑問点が残っているからコペンハーゲンの人たちの量子力学は未完成だ、と言う事だったようだ。それがまさしく「もつれ」だったのだ。ニールス・ボーアらはEPR論文を無視してちゃんと答えようとしなかったため、アインシュタインらはまだちゃんとしてないと思ったのは無理もない。ただそう思っていたのがアインシュタインらだけでなく、シュレーディンガーやボーム、ド・ブロイもだったところが意外だった。

「もつれ」の思考実験はベルの不等式となって計量できるようになり、実験でそれが破られていることが確認されたので先程のノーベル賞になるわけだが、このことがまさにアインシュタインが確認したかったことのようだ。

実験で確認されればアインシュタインも納得せざるを得なかったと思うが、死んでしまったのでわからない。しかし、量子の世界は奇妙奇天烈。

本を読む途中でエポックメイキングな論文についてググると、ほとんどが無料でPDFが手に入るようになっていたのがうれしい。先のEPR論文も手に入り読むことができる。本によるとこの論文はアインシュタインは執筆には関わっていならしいところが面白い。アインシュタインは他の人なら論文にするようなアイデアも議論はするが論文にはしなかったらしい。またこの頃は英語ができなかったためもあるのか、勝手にポドルスキーとローゼンが論文にしてしまったらしい。ありえないよね、おもしろい。内容はわかりやすかった。

量子力学の世界で昔からこの件には関わるなと言われてきたこのEPR問題が明らかになった今、量子コンピュータや量子通信という形で「商用」化ができそうになったことで、大手を振って研究者が集まってきている。なんか新しいアイデアが浮かんだら同時に世界中で3人はそれに気がついているから速さが鍵と言われる最先端の世界でしのぎを削ってこの問題に取り組んでいる大勢の人がいる。今現在は無理そうだけど、そのうち実用化されるのかなあ。それまで生きてるかなぁ、俺。

2023年10月17日火曜日

The First ATP Tour-level VICTORY

 望月慎太郎選手がやっと20才で、ATP Tourレベルでの初勝利を上げた。本当に長かったと思う。ジュニアでウィンブルドン優勝を果たし、非常に期待されていた中でなかなか勝利に繋がらなかった。インスタで流れてきてそれを知った。

で、ちょっと調べたところ、Nadalって15歳で勝ってるんだね。驚き。でも初優勝までは19歳までかかった。

そして、錦織圭選手はどうかというと、2007年7月にRCA選手権で初勝利を上げその勢いでベスト8まで登っていった。ということで、17歳と6ヶ月で初勝利を上げている。その後、18歳1ヶ月でデルレイビーチ選手権で優勝。すごいこと。

今、改めて彼の業績やプレーを思い返すに、あのビッグ4が君臨していた中で、最高位4位まで上がり、常にトップ8に入っていたあの何年かは本当にすごかった。最近若手が台頭してきているけど、やはりあの頃の試合と比べると、どうしても見劣りがしてしまう。本当にすばらしい21世紀初めのレジェンドたち。

2023年10月2日月曜日

The "The Princess Bride" quote in "Unsettled" by S. Koonin

 最近、というか昨日からぼちぼちこの本を読みだした。邦訳は「気候変動の真実」。ちゃんとした物理学者らしい方が書いたこの本に興味を持ち、図書館で借りてきた。

中身についてはまだまだ序盤だけしか読んでないけど、日頃思っていた「温暖化教」化したこの風潮に違和感しか感じていなかった私にはちょっとうれしい印象を受けた。

その中身とは関係ないところで気になって調べた事があるので、せっかくなのでここに書いておく。

気候とは全く関係ないセンテンスが妙に気になって調べた。それは「はじめに」の第3パラグラフで出てくる、”「科学」が言っているのはそういうことじゃないと思う”というところだ。これは訳者によると「プリンセス・ブライド・ストーリー(The Princess Bride)」のセリフの一節の引用だとのこと。これは一体どういうものなのかが気になった。

なかなかググっても出てこないので難儀したが、このクーニンさんの講演会の紹介文があってそこ書いてあってわかった。

映画を見てないので説明はできないが、Vizziniがしょっちゅう"inconceivable"という言葉を使っていて、それに対し、Inigo Motoyaが辟易して、"You keep using that word. I don't think it means what you think it means"といったこれを引用していたのだそうだ。なるほどね。訳者によると一時期これは巷ではやっていたのだそう。